2015年9月2日水曜日

【ALSA特派員⁈雪妃のミラノレポート】ミラノ万博日本館

エキスポに着いて日本館へ直行!3時間待ちと言われていたので覚悟していましたが、90分待ちとのこと。それでも大人気です。並んでいる国、閑散としている国、いろいろです。

 
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 エキスポはミラノ市内から列車で15分。
地下鉄だと1時間くらいかかるらしいですが、列車の方が安い。
 
イタリアの方はとても親切です。今まで尋ねた方はみんな優しく英語で答えてくれたり、荷物を運んでくれたり、迷わないところまで連れてってくれたり…怖いイメージがあったので2倍に嬉しい(^^)
では日本館レポート!

まずは導入部。
こちらの立体木格子と呼ばれる構造は粘り強く耐震性に優れ、法隆寺に代表される日本の伝統的木材建築である生きている建築「めり込み作用」の解析、応用して実現されたものだそうです。
日本の伝統文化と先端技術の融合、そしてまさに美しい芸術作品でした。こちらに使われた岩手県のカラマツ材はJAグループ協賛ということでイタリア語のPVが流れていました☺︎ガイドさんによるツアーは50分間のボリュームでしたが、最初の挨拶以外は全てイタリア語なのでした 笑

 

5年に一度開催される国際博覧会。上海万博に続きミラノ万博のテーマは「地球に食料を 生命にエネルギーを」。因みに次回はドバイです。

さて、プロローグ。
龍馬伝で一躍有名になった書家の紫丹(ししゅう)さんが、ガラスと鉄で作った書の世界を繰り広げています。龍馬伝の時の展覧会でもこのスタイルで発表されていて、ものすごい衝撃をうけたのを覚えています。テーマは相生だそうです。人と自然が共に生きる相生の世界。雨に恵まれた日本と人による環境破壊と再生を映像で流していました。光と影、生と死、相反するようでどちらが欠けても存在できない様々な事象。これは紫丹さんのページから拝借しましたが事前に予習してから見ればよかった!!
  
 今日知り合ったイタリアの方に話を伺うと、イタリア語でも説明がなかったから何を書いているの知ることができたらもっとよかったとおっしゃってました。...
作品はとても素晴らしく、それはもったいないなあと感じます。
でも芸術作品においては言葉はいらないそうです。そこに説明を加えると足りないことを補ってしまうのだと。今回お世話になっているオーナーの美大の教授のお話。私が英語も話せないのになぜ海外の友達が多いのかよく聞かれる 笑という話からきたものですが。今回は博覧会なのでじっくり説明があってもいいかなーという気持ちでした。

 
アートを暮らしに取り入れるという観点からは、こんな空間をうまく演出できる芸術作品があったら照明とともに楽しめそうですね。
さて、本日はヤマギワさんとのコラボインスタレーションです。

 
日本館アプリを使っての参加型ハイテクブースもあり、イベントスペースにはかぐら、剣道のパフォーマンスや宮崎の特設ブースも。
 

日本館最後はフューチャーレストラン。
一人に一席のハイテクな食卓には驚きですが、お箸を持てばそこに会話が生まれ、食卓が生まれるという素敵な「和」空間。
自然に対する素直さだけが美の発見者である。北大路魯山人
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今回のレポートをお受けするにあたり、美とは何かを考え続けながら書いていますがこのひとことに尽きるのではないかと感じています。
  

 


 

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